アレルギー性鼻炎
- アレルギーの治療の基本はその原因となる物質を回避することです。原因を調べるには、採血を行います。採血が出来ない場合、また、食物アレルギーの方には皮膚に小さな傷をつけて検査をします。
- 抗アレルギー薬は様々な種類があります。鼻閉に効くものや、鼻水・くしゃみに効くものなど症状に合わせて処方します。
- 薬でうまくコントロールできない場合、アルゴンプラズマで鼻粘膜を焼灼します。表面を焼くことにより鼻粘膜が収縮する効果があります。これは表面麻酔で行うので、外来で可能です。
- 粘膜の腫れがひどい場合は鼻粘膜・粘膜下の骨を切除します(下鼻甲介粘膜下骨切除)。鼻閉には最も効果がありますが、2.3日の入院をお願いします。
- アレルギー体質を治す可能性がある唯一の治療は減感作療法です。これは原因物質のエキスを繰り返し投与する治療法で、注射と舌下に含む方法とあります。根気のいる治療法ですが、それなりの効果が期待できます。