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睡眠時無呼吸症候群

💤 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まる、または浅くなる病気です。その結果、深い眠りが妨げられ、日中の強い眠気や集中力の低下など、生活の質に大きな影響を及ぼします。放置すると、高血圧・心疾患・脳卒中などのリスクが高まることもあります。

 

🔍 主な症状

以下のような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

  • 大きないびきをかく
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  • 朝起きたときに頭痛や倦怠感がある
  • 日中に強い眠気を感じる
  • 集中力が続かない、仕事や勉強の効率が下がる
  • 夜間に何度も目が覚める、トイレに起きる回数が多い

🧪 睡眠時無呼吸症候群の検査について

当院では、以下の検査を通じて睡眠時無呼吸症候群の診断を行っています。

  • 最初に鼻腔、咽頭の状態を診察します。特に鼻詰まりはその後の治療(CPAP)にも影響しますので、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎がある場合はその治療も行います。また、飲酒や、運動などの生活習慣、肥満の有無、高血圧などの内科的疾患についてもアンケートを行います。
🏠 簡易検査(自宅で実施可能)
  • 指先にセンサーを装着し、血中酸素濃度や脈拍を測定
  • 鼻に呼吸センサーをつけて、気流やいびきを記録
  • 体位センサーで体位も測定。
🏥 精密検査(ポリソムノグラフィー。一泊入院)
  • 脳波、心電図、呼吸運動などを詳細に測定
  • 夜7時に来院していただき、検査を行います。夕食は出ません。また、センサーを付けますので、入浴も出来ませんが、トイレ、水分摂取は可能です。翌日7時30分ころに電極を外し、帰宅していただきます。結果は4、5日後にご報告いたします。

検査結果は「AHI(無呼吸低呼吸指数)」という数値で示され、重症度に応じた治療方針を決定します。

📊 睡眠時無呼吸症候群の重症度とAHIについて

🧮 AHIとは?

  • AHI(Apnea-Hypopnea Index)は、睡眠1時間あたりに起こる「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数を示す数値です。
  • 無呼吸:10秒以上呼吸が完全に止まる状態
  • 低呼吸:呼吸が浅くなり、酸素飽和度が3〜4%以上低下する、または覚醒反応を伴う状態

📌 重症度分類(成人の場合)

AHI値(回/時間) 重症度 主な症状・リスク
5未満 正常 特になし
5〜14 軽症 いびき、軽い眠気
15〜29 中等症 日中の眠気、集中力低下
30以上 重症 強い眠気、合併症リスク高

※合併症(高血圧・心疾患・脳卒中など)の有無や自覚症状の強さも重症度評価に加味されます。

 

🩺 睡眠時無呼吸症候群の治療について

🌬 持続陽圧呼吸療法(CPAP)

CPAP(シーパップ)療法は、睡眠中にマスクから空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療法です。中等症以上のSASに対して、最も効果的な治療法とされています。

✅ CPAP療法の保険適応基準(成人)

※保険適用の場合、CPAP機器はレンタルで提供され、月1回の通院が必要です。自己負担額は3割負担で月約4,500円程度が目安です。

 

😬 口腔内装置(マウスピース)

  • 下あごを前方に固定することで気道を広げる装置
  • 軽症〜中等症の方やCPAPが難しい方に適応
  • 当院では、歯科に依頼し作成していただいています。

🛌 生活習慣の改善

  • 減量:成人では肥満が原因の場合が最も多く、体重管理が重要です。減量によりCPAP治療を終了できることもあります。
  • 禁酒・禁煙:気道の炎症や筋肉の緊張低下を防ぐ
  • 睡眠姿勢の工夫:横向きで寝ることで気道の閉塞を軽減
  • 小児ではアレルギー性鼻炎などの鼻閉が原因に事もあります。

🧑‍⚕️ 手術療法

  • アデノイドや扁桃肥大、鼻づまりなどが原因の場合に検討します。

    (追加)CPAP(持続陽圧呼吸療法)とは?

    CPAPは「Continuous Positive Airway Pressure」の略で、睡眠中に鼻や口に装着したマスクから一定の圧力の空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ治療法です。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の中等症〜重症の方に広く用いられています。

    🛠 CPAP装置の仕組み

    CPAP装置は以下の構成で成り立っています:

    部品 役割
    本体 室内の空気を取り込み、設定された圧力で送り出す
    チューブ 本体からマスクへ空気を運ぶ
    マスク 鼻または鼻と口を覆い、空気を気道へ届ける
    加温加湿器 空気を温めて湿らせ、鼻や喉の乾燥を防ぐ

    空気に圧力をかけることで、睡眠中に筋肉が緩んでも舌や軟口蓋が気道を塞ぐのを防ぎます。まるで「空気のつっかえ棒」のように、気道を内側から支えるイメージです。

     
    ⚠️ 使用時の注意点と副作用

    CPAP使い始めは慣れないことも多いですが、徐々に慣れていきます。コツは口を閉じて鼻呼吸を意識することです。

    • 鼻や口の乾燥 → 加湿器で対策可能
    • マスクの違和感や皮膚のかぶれ → フィッティング調整やマスクの種類変更で対応
    • 空気を飲み込んでしまう → 圧力調整で改善可能
    💰 費用と保険適用

    CPAP療法は健康保険の対象です。3割負担の方で月額約4,500円程度が目安です。機器はレンタルが一般的で、毎月の通院で治療効果を確認します。

     

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